食用菊は、冷涼地で生産されたものほうが、特有の芳香、甘味、色彩に優れているといわれております。代表的品種は阿房宮です。阿房宮は、その昔、南部藩主が京都九条家からもらいうけて、南部発祥の地である相内に植えられ定着したものといわれております。彩色と香り、甘味を生のまま保つように花弁を蒸して乾燥させたもので、高級料亭等でも料理の彩りに珍重されています。調理方法としては、おひたし、酢のもの、お吸いもの等、多彩です。乾燥させているので長期保存が可能で年中賞味できます。花そのものを食べる優雅な健康自然食品として評価があります。
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